点字の世界
トイレにいると、つい手持無沙汰で周りを見渡すことがある。
そんな折、ふと操作ボタンに目が行った。
操作ボタンはご存じの通り、日本語が書いてあり、場合によっては英語も記載されており、そして点字も記されているものだ。シャンポリオンよろしく点字を解読してみようと思ったのだが、「と」「め」「お」「し」「り」「よ」「わ」「つ」「ち」「い」「き」くらいしかわからなかった。
「とめ」「おしり」「おと」についてはこのまま読むのだろうと推測できるのだが、「よわく・つよく」「ちいさく・おおきく」なのか「よわい・つよい」「ちいさい・おおきい」なのかがわからず仕舞いだった。まあ前者の方がそれっぽいけどなあ。
というわけで点字について少し調べてみると(Wikipediaによると)、まず通常用いられる展示は横2×縦3の合計6つの点であらわされるブライユ式点字と呼ばれるものらしい。ルイ・ブライユというフランス盲学校教師が1825年に考案したらしく、英語ではbrailleがそのまま点字という意味になっている。日本ではこのルイ・ブライユが考案した点字を基に、石川倉次が1889年に日本点字を考案したらしい。
ふむふむ、缶ビールなどの点字表示はJIS規格で制定されている、また日本銀行券も凹凸でわかるようになっている、宅急便の不在配達通知票も刻みでわかるようになっていると、なるほど。
点字の世界、点字だけを認識できる世界はどのようなものなのだろう。
映画に対する小説、画像を多用したブログに対する文字だけのブログのようなものだろうか。