Save the world from Kyoto
最近一部のネット上で京都が大人気のようだ。
「ぶぶ漬け」に見られる京都特有の言い回しを面白おかしく仕立てているのだが、特に「京言葉で学ぶ英会話」が面白かった。
… Twitterってどうやって貼り付けるんだろうね。
これでいいのかな?
こあたん🇦🇺こあらの学校さんはTwitterを使っています 「もし京都人が英会話を学んだら… https://t.co/8RJb4h880g」 / Twitter
違ってたらすいません。
こういった表現とはちょっと違うかも知れないけれども、悪い表現を言い表現に変えるという文化はみんなよく知っているはずだ。そう、忌み言葉として。
例えば某漫画で有名になった地名である「亀有」だが、これはもともと「亀梨」という地名だったという。しかし「なし」では縁起が悪いということで「あり」に変わっていったという。
伊勢の斎宮で用いられた忌み言葉も有名で、「僧」を「髪長」というところなどは神社と寺の関係性も含まれていて二重に面白い。
さらにこのような言い回しは海外にもある。
古代ギリシアにおいて、のちに黒海と呼ばれるようになった海をさして「もてなしのいい海」と呼んでいたというが、これもまたもともとは「もてなしの悪い海」であったのを縁起が悪いとして言い換えたものであるという。
近年ポリティカルコレクトネスが叫ばれているが、この潮流もいわば「from Kyoto」と言えないだろうか。いや、ポリティカルコレクトネスは単に表現を平坦にしただけなので、むしろ京都が進んでいると言わねばならない。
そう、世界を京都にしよう。
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