H1N1インフルエンザ2009に関して
パンデミックの歴史において、必ず触れられるであろうスペインかぜ。このスペインかぜはH1N1のインフルエンザウイルスによって起こったものだが、この亜種が引き起こしたパンデミックが、2009年のインフルエンザの流行である。
当初メキシコにおいて致死率が高いとされが、約1年半後、最終的には季節性インフルエンザ同様に落ち着いたこの流行において、最終的には200万人程度の感染者、2万人弱の死亡者が出たようだ。(また、インフルエンザについてはワクチン開発および製造が早いようで、新型だとしても半年程度で準備できるという)
この際、日本における致死率が欧米に対し低く、その理由として以下が推測された:
1.国民皆保険体制が整っており、
抗インフルエンザウイルス薬を早期に適正に投与できた。
2.そもそもインフルエンザワクチン接種率が高かった。
3.家庭でも感染予防がよく実行された?
4.大人に免疫があった?
上記理由では 1 が最も重要な因子と考えられているようだが、今回、新型コロナウイルスにおいてはそうはいかないだろう。
さて、今回はどうなるのだろう?
というか、例え収まったとしても「それまで」とは異なるだろう。