あらかたひとりのブログ

のんびりひとり暮らししています。

2022-01-01から1ヶ月間の記事一覧

Assembly 民会

古代ギリシアにおけるポリスの市民からなる評議会であり、最高決定機関。エクレシア。ポリスによって民会のメンバー、会合の頻度、取り扱う議題に幾らか違いがあった。 ホメロスにおいては王や高貴な者によって人々が集められ評議会が開催されていたが、発言…

Askoliasmos

アッティカ地域に伝わる一種の競技の名前と考えれている。これは、膨らんだつるつるするワイン袋に競技者が飛び乗りバランスを保とうとするもので、おそらく多くの祭りで行われたと思われる。

Asceticism 禁欲主義

禁欲は宗教的なものでは滅多になく、例えば性的禁欲は(古代ローマにおけるウェスタの巫女といった例はあるが)ユダヤ教や多神教の世界においても課されていなかった。ところが、古代ギリシアの哲学者は平静を得たり、魂の解放を得るために禁欲を唱えること…

Artisans and craftsmen 職人

古代ギリシアにおいてエリートは職工に対して偏見を持っており、主に職工として働いていた奴隷や外国人はポリスにおいて移動の制限やギムナジウムからの排除を受けていた。 しかしアテナイにおいてその扱いは比較的高く、また彼らは自身の職業をあるいは誇り…

Artillery 砲兵隊

紀元前399年、ディオニュシス1世の治めるシュラクサイで「大砲」が発明された。この「大砲」ガストラフェテスは当初矢を放つだけで、中世のクロスボウのようなものだったが、後に石を飛ばすようになった。推進力を発揮する複合弓は人間の手では保持できない…

Art, funerary 芸術、葬儀

青銅器時代(紀元前3000年~紀元前1100年) 早い時代の記念碑的な葬儀に関する建設はクレタ島メッサラ平原でなされ、石を円形に並べた墓が何百と建っていた。末期のミノアの支配者は、クノッソスでもあったように豪華な墓に埋葬されることがあった。ギリシア…

Art, ancient attitudes to 芸術への態度

古代ギリシアにおいて「芸術」は工芸とみなされており、アリストテレスはそれを合理的な思考により何かを作ることと定義していた。実際、ヘレニズム時代後期に至るまで、彫刻やペインティングは靴作りやそれに類する活動と違いはなかった。 貴族的な視点から…

Arms and armour 武器と鎧

ミノアやミケーネ文明における防具といえば、牛皮でできた、紐で首からぶら下げる、8の字の形をした盾であり、これ以外に身を守るものはヘルメットがあるだけであった。一方、主な武器は長いレイピアのような剣であった。 青銅器文明の終わりごろには、胸当…

Armies 軍隊

ホメロスの詩においては騎兵隊は存在せず、戦車も別の舞台としては編成されておらず、兵士は槍を用いて個別に戦う集団であった。 紀元前7世紀中頃には重装歩兵が現れ、彼らがその後3世紀に渡って戦場を支配したが、マケドニアなど騎兵を重視した地域もあった…