あらかたひとりのブログ

のんびりひとり暮らししています。

日本語の面白さ

オーバーシュート

ロックダウン

クラスタ

 

新型コロナウイルス感染症と関連して人口に膾炙した言葉であると思われる。

 

専門家の用語をそのまま用いることで正確な意味を伝えることができる、という意図があるようだが、なるほど面白い。

 

では、上記の言葉が日常と結びついている、英語圏ではどうなのだろう?

Cambridge Dictionaryを参照すると次のようであった:

 

 

overshoot

to go further than the end of or past something, without intending to:

ex.) The plane overshot the runway and finished up in the water

 

 

例文から推測すると、感染症と関係なく利用されていると思われる。まあでも overshoot については日本語では難しいかもしれない。「行き過ぎ」と訳されても、なんだかなあである。電車でオーバーランは「停止線位置超過」とも言われるそうだが、感染症の場合はどうだろう。

 

ではロックダウンは?

 

 

lockdown

a situation in which people are not allowed to enter or leave a building or area freely because of an emergency:

ex.) The school has been placed on lockdown this morning while authorities investigate a bomb threat.

 

 

これはそのまま「封鎖」であろう。

どうだろうか、ロックダウンと表現されることと「封鎖」と表現されることの違い、感じられるだろうか。

 

おそらく、今回の件以前に「クラスター」の語を知っている人がこの語をネット上での減少と結び付けているように、今後「ロックダウン」は感染症と結び付けられるのだろう。

 

あと単純に新しい言葉が面白いっていうところだろう。

突然こんな言葉出てきたら、使ってみたくなるものなあ…

 

日本語だけでキャッチーにするには、「子供部屋おじさん」みたいなセンスの塊みたいな表現にするしかないのかもしれない。