あらかたひとりのブログ

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Aetiology 病因論

古代においては、知られている何事かを神話上の出来事として説明しているケースが頻繁に見受けられる。

病因論についても幾つかの文学に表れており、ヘシオドスにおいては、ゼウスが人間と神を区別して牛の取り分を決めようとした際、プロメテウスが一計を案じ人間が肉や内臓をとるようにだました結果、人間は死なねばならぬ運命を持つようになったと説明される。

 

同じくヘシオドスによれば、パンドラがゼウスからの贈り物である甕を開けたときに様々な災いが飛び出し人々は苦しむこととなったと説明される。