あらかたひとりのブログ

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Animals, knowledge about 動物に関する知識

動物は、その文化にとっての自然を映す鏡であるとされる。

古代において動物は倫理的であったと同時に、芸術的あるいは医学的な対象であったという考古学的証拠がある。ヘロドトスによるアリオンの話ではイルカがその知性と思いやりを見せており、プルタルコスは蟻塚におけるアリ社会を調べてその能力を検討しているが、ホメロスにおいて動物が、例えばライオンのように勇敢であるといった使われ方をしたように、あくまで動物は人間を説明するための比喩的な利用をされていた。

アリストテレスによる動物学は発生学や分類学を含み多岐にわたったが、彼自身により調べられたことに限られず多くの見分を選りすぐったことで間違いも多く含まれていた。それにもかかわらず、人間、クジラ目、胎生の四足動物、卵生の四足動物と足のない動物、鳥、魚、無血動物といった区分は現代に通じる分類の見本となった。また彼は同じく現代に通じる目的因、形相因、質料因、始動因といった見方を導入した。
(さすがに進化や系統についてはアリストテレス埒外であった)