新型コロナウイルス このふた月の統計
ひと月前と同じ方法で、このふた月を概観してみる。
厚生労働省およびNHKが毎日出している数値を基にしているが、毎日出している数値であるため、正確には後に訂正されている個所もあるかもしれない。抽出した数値は以下の通り:
・日本における新規感染者数 - A
・日本におけるPCR検査数 - B
・日本における新型コロナウイルスによる死者数 - C
・東京における新規感染者数 - D
ここから次の数値を算出する:
・東京の感染者の割合(D/A)
・検査数に対する感染者の割合(A/B)
・致死率(C/A)
単日では傾向が出にくいと思われるため、次の期間で合計した:
・期間1 4/ 7 ~ 4/13
・期間2 4/14 ~ 4/20
・期間3 4/21 ~ 4/27
・期間4 4/28 ~ 5/ 4
・期間5 5/ 5 ~ 5/11
・期間6 5/12 ~ 5/18
・期間7 5/19 ~ 5/25
・期間8 5/26 ~ 6/ 1
・上記期間の合計
結果は次の通りであった:
繰り返しになるが、
青が日本全国の感染者数における東京の割合
赤がPCR検査者数における感染者数の割合
黄色が致死率
である。
致死率は、その期間における死亡者数をその期間における感染者数で割っているため、ずれが出てこのように突出したのだろう。PCR検査者数に対する感染者数の割合も減少していることはまさに終息しつつあることを示している。
合計としては、PCR検査者数に対する感染者数の割合は5%程度、致死率は6%程度である。新型コロナウイルス感染については無症状の者もいるし、軽度で済むものもいるため実際の感染者数は(日本では)想定しづらいであろうから、この致死率は大きく出ているのだろう。
日本において新型コロナウイルスによる死亡者数は1,000人に達しようとしているが、2019年におけるインフルエンザ死亡者数は3,000人を超えている。新型コロナウイルスは今後どのような扱いを受けるのだろう。やはり治療薬が鍵になるのだろう。