あらかたひとりのブログ

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Eyes On

地球から0.16AU、つまり地球-太陽間平均距離の0.16倍の距離、地球-月間平均距離の62倍はあろうかという距離に、隕石が浮かんでいる。

 

その形はいびつだがおよそ直径50m、太陽の周りを271日でひとまわりしている。太陽に対する速度は24km/s、新幹線のおよそ280倍、音速の70倍、宇宙ステーションの3倍というスピードだ。

 

2046年2月15日の6時半ごろ、この隕石が地球に大接近するとみられている。大接近といっても地球から280万km、地球-月間平均距離の7倍以上の距離をすれ違うはずだ。予測値はこれからもアップデートされ続けるが、地球に衝突する確率は1/625であるとのことだ。

 

約5万年前、同じサイズの隕石が作ったクレーターが米国アリゾナ州のバリンジャー・クレーターである。直径約1.2km、深さ200mという穴をうがったこの衝撃は半径3~4km以内の生物を死滅させたとされ、衝撃波は半径40km近くまで広がったという。

 

ツァーリ・ボンバはこれより気持ち大きな爆発を起こせるらしい。