あらかたひとりのブログ

のんびりひとり暮らししています。

猫のいる生活 ~一か月目

猫を飼い始めてひと月以上が経過した。

飼いはじめて一か月目の記録を残しておこう。

 

仕事から帰っても涼やかに待っていて、布団の上で丸くなることもなく、机に乗って物を落とすこともないそんなクールな猫だったが、ひと月もするとすっかり様子が変わった。

 

仕事が終わり家に帰ると、一目散に駆け寄ってくる。にゃあにゃあ鳴くことはないが、寂しさを感じているのだろう。着替えているとやたら情けない声で鳴き出すが、着替え終わると何でもないような顔をしている。

着替えてまずすることは、トイレ廻りの掃除だ。あまり深くないトイレを使っているせいか、猫砂が散らばるのが悩みの種だ。もう一つ悩みの種は、掃除をした後でまた猫が用を足すことだ。用を足す前に、必ずにゃあにゃあ鳴いて注意を促してくるのは背中は預けた的なものなのだろうか。

給餌器で餌をやっているので食事は済ませているのだが、休みの日などは腹が減りだすとにゃあにゃあ繰り返して注意を引き、餌場までついてこいというアイコンタクトをとる。1時間程度飽きもせずに続ける根気がすごい。まあ時間外にはあげないけれども。人間の飯にも興味を持ち、何度ブロックしても寄ってきてはアタックしようと試みるので、パンのようなものしかゆっくり食べることができない。

ちょっと落ち着きパソコンの前に座ると、机の上に飛び乗ってはケーブルをちょいちょいいじりだす。これも毎日行うものだから感心してしまう。気分が良ければキーボードの上に転がって腹を見せて、遊ぼうのサインを出してくる。まあこの遊びも危険で、この遊びとはつまり「お前の手を、手の柔らかい部分をかませろ」という遊びなのだ。遊び終わると脚の上でくつろぎだす。警戒心のかけらもない。

寝るために横になると、布団の上にのって毛づくろいをしだす。場合によっては胸の上に乗って前足でふみふみしてくる。でも布団の中で寝るのは慣れていないようで、布団の上が定位置のようだ。おかげで布団は毛だらけ、ぱくぱくローラー様様だ。

朝は幸い、なめられたり猫パンチをされたりすることはない。周りをにゃあにゃあ鳴きながら歩き回るだけだ。立ち上がろうとするとすり寄ってくるため、仕事に行こうという気を一気に持っていかれるのが悩ましい。

 

やはり一週間くらいは猫をかぶっていたとしか言いようがない。

 

あなたの家の猫はどうだろうか。

 

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