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Aristocracy, attitudes to 貴族政治への態度

古代ギリシアやローマにおけるエリート層は、宗教的な祭儀や家庭的な祝儀、シンポジウムなどに関する文献などからその存在を読み取れる。

どのような「貴族」も国政とのつながりなくしては永続できず、むしろ国政との関わりがパワーエリートを生み出し、そのような「貴族」は自身に徳が備わっていると正当化する傾向があった。しかし国政は単独の「貴族」では
長期的に安定せず、「貴族」間の競争や包摂関係に伴う名誉感覚を培うことになった。

一方、非エリート層については文献に残ることも少なく正しいビジョンを得ることは難しいが、「貴族」の増長を抑える役割を果たしていたと考えられている。