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Art, ancient attitudes to 芸術への態度

古代ギリシアにおいて「芸術」は工芸とみなされており、アリストテレスはそれを合理的な思考により何かを作ることと定義していた。実際、ヘレニズム時代後期に至るまで、彫刻やペインティングは靴作りやそれに類する活動と違いはなかった。

貴族的な視点からすると、「芸術家」は他者のために手を動かさなければならないため社会的に劣るものとされた。この偏見は随所に見られるが、「芸術家」の中にはフェイディアスやポリュクレイトスなどその仕事が認められた者たちもいた。そしてペインティングについては紀元前4世紀末、パンフィロスの影響下で教育カリキュラムに加えられることになり、ヘレニズム時代にはその君主の後援により「芸術家」はその評判と影響力が強化された。

 

古代ギリシアにおいて彫刻やペインティングは主に公的なものであり、指導者や有名な戦いをモチーフにして、記念碑や宗教的儀式のために制作された。一方、私的なものとしては陶器の絵画や宝飾品などがあった。