排水路や灌漑用水路は古代から広く使われていた。
最も古いものはイラクでは紀元前6000年紀にさかのぼり、エジプトでは紀元前4000年紀にさかのぼる。メソポタミアやエジプトでは灌漑用水路の利用が増加したが、長距離にわたる直線的な水路は紀元前1000年紀に発達した(紀元前691年にアッシリア王センナケリブにより建てられたとされるジャーワンの水路は80kmにわたる)。
古代ギリシアでは、ミケーネ文明のころからコパイス湖の灌漑システムがあった。アトス山ではクセルクセスが軍事目的で運河を開通させ、コリントスでは実現されなかったが地峡に運河を開通させる計画があった。