あらかたひとりのブログ

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Building materials 建築資材

古代ギリシア建築の発展は、主に石灰岩を加工して積み上げることに基礎をおいていたと言える。

入手できるのであれば白い大理石が最もよい建築物に使われ、色のついた大理石は青銅器時代後期を過ぎては使われなかった。輸送には費用が掛かるため、経済的には地元で採石された石が使われることになり、あまり目立たない部分は一般的な石灰岩が使われることが頻繁にあった。見た目を統一するために大理石の漆喰を使ったり、ヘレニズム期には大理石で化粧張りをした。また石同士はモルタルではなくクランプやダボで固定されるのが一般的であった。

より簡素な建物ではレンガが使われ、瓦は一般的に陶器であった。青銅もスパルタのアテナ・カルキオイコス神殿のような装飾に使われた。防水性のあるセメントは水まわりや床の工事に使用された。