あらかたひとりのブログ

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Byssus ビュッソス

著しく細い繊維で、通常植物由来のもの。

アイスキュロスはこの繊維の上質なチュニックについて言及しており、文脈上亜麻布(リネン)であると考えられている。またヘロドトスが記したミイラの包帯もこの繊維であり、これも亜麻布と考えられている。

しかし後にこの表現は綿(コットン)も意味するようになったようで、パウサニアスがエリスでこの繊維が育てられていたとしているが曖昧である。さらには綿のように見える絹(シルク)にも同じ語が使われたようだ。