あらかたひとりのブログ

のんびりひとり暮らししています。

Character 性格

人のふるまいや心理的構造のパターンを認識しようするときに使われる非専門用語。

古代における考えが読み取れるのはアリストテレスが残したものがほとんどであり、その中には、古代末期に四体液説へと発展する医学的考察が含まれている。アリストテレスにおいては徳と不徳を分析することが重要とされている。彼のモデルでは、人間は生まれつき比較的安定した感情や欲望を発達させ、それらが人々にそのエトスを示す行動を選択させる基盤となる。

アリストテレスにも傾向はあるが、他の古代の哲学者は、徳のある者だけが真の安定に至り、徳のない者は不合理で流動的な欲望あるいは情動に支配されるといった考えを強調した。

ちなみに、古代の世界においては近代西欧的な個性や主観性への関心が抜け落ちている。その世界「イーリアス」以降の文学で顕著なのは、異常であったり問題であったりする精神状態や倫理観について同情的であるということである。